夢想メモリ

ゲームの攻略、データ、感想、縛りプレイのこと等を中心に、ゲームとは無関係の雑記も書きます。

USBレガシー無効でBIOSの設定ができなくなったのでCMOSクリアを行った

windows7から個人用ファイルとアプリを引き継いでwindows10にアップグレードしようとするが、 BOOT操作中にエラーが発生してSAFE_OSフェーズで失敗。 USBレガシーサポートを無効にすればアップグレードできたという事例を見つけ、 これに従うもアップグレードできず。 外部メディアからクリーンインストールを行おうとした所で、 ブートデバイスの変更ができないことに気付いた。 USBレガシーサポートが無効だと、windows起動までUSBデバイスからの操作を受け付けないので、 起動中にF2キーとかを押してもBIOSの設定画面を起動できないし、設定画面が出てもそこから出れない。

こうなると

  • USB接続ではなくPS/2接続のキーボードを使う
  • CMOSクリアでBIOSの設定を初期状態に戻す

の2つしか方法がない。

CMOSクリアについて

BIOSで設定できる情報はCMOSという揮発性メモリに保存されているらしい。 揮発性だから通電されなくなると情報は失われるのだが、 マザーボードに電気が供給されていなくてもボタン電池があるので情報が保持されている。

これがクリアされた状態でPCを起動すると、BIOSの設定が初期化される。 今回の場合だとUSBレガシーサポートが有効に戻る。CMOSクリアは他の障害発生時にも有効なことがあるようだ。

CMOSをクリアするには、電源ケーブルを外し、

  • ボタン電池を外して
    • 自然に放電されるのを待つ
    • ジャンパ・ランドをショートさせて放電させる
  • CMOSクリアボタンを押す(マザーボードによっては存在しない)

の3つの方法がある。 私はCMOSクリアボタンがあるのに気付かず、マザーボードへの給電を止めてボタン電池を外し、 自然に放電されるのを待った。

ボタン電池を外す

最初に:20年1月4日以前にこの項に書いていた内容が間違っていたかも知れません。ごめんなさい。内容を少し変えました。

まずPCの電源を切って、電源ケーブルを外し、ケースを開けてボタン電池を見つける。 その縁のストッパーを外し、ストッパーとボタン電池の隙間に マイナスドライバ、ペン、ピンセットなど細いものを差し込み、 ストッパーを外側に、ボタン電池を上側に押し上げて取り出すことができた。

私の使っているマザーボードはAsRock X79 Extreme4だが、 デスクトップPCだと大体似たような手順で外せるらしい。マザーボードによって細部は異なると思う。 ノートPCだと大幅に面倒臭いらしい。

ジャンパ・ランドをショートさせて放電させない場合、通常数分で放電されるらしいが、念の為1時間待った。 放電させたら再びボタン電池を付け直して完了。 ボタン電池はCR2032が多く使われているようだ。よく使われるものなので、替えがあれば付け直す時に交換しても良いと思う。

CMOSクリアを確認する

PCを起動して、Time Not Setとか出て、BIOSの設定画面が表示されて、時刻が初期設定に戻っていたらCMOSクリアに成功している。 これでBIOSの設定画面で通常のUSB接続のキーボードの操作を受け付ける。

ところで、時刻がおかしくなった弊害でwindows7は正規のコピー品ではないと見做されて警告が出るようになった。 一時的に使用する為だけに使っていてライセンス認証を行っていなかった所為かも。時刻を設定し直したら警告が出なくなった。

BIOSを出荷設定に戻す

CMOSクリア後に読み込まれるBIOSの設定は、そのPCを買った時の設定とは異なることがある。 これはメーカーのウェブサイトに載っていた。

私の場合、CMOSクリア直後は、CPUファンが常に全力で稼働していてとてもうるさかった。 出荷設定を参考に、H/W Monitor > CPU FAN 1&2をFull→Automaticに、 Target FAN SpeedをLevel 9→Level 1にした所、不安になるくらいファンが静かになった。 実際初期設定はLevel 1じゃなくてLevel 3だったことに後で気付いた。

取り敢えず、CMOSクリアをしてファンがうるさかったら、 HardWare Monitorみたいな項目からファンの回転数を下げられると思う。